中古住宅売買の感想 1
先日もブログで報告した通り春日山の自宅を売却したのですが、その時の感想をちょっと書いておこうと思います。
1976年(昭和51年)新築物件
2005年中古購入、リフォーム
2019年売却
売却時 築43年
売買は地元の不動産会社に仲介を依頼し売却いたしました。何組か内覧希望がありましたが、売却先は業者。
売却価格は2005年に私が購入した価格とほぼ同じ。築年数が増してもほぼ同額で売却できたのは、リフォームと地域性が理由でしょうか。
〇中古住宅の購入を検討している人の共通点
・雪が降った時の住みやすさは?
・耐震性は?
・学校へはどうやって通うか(子供がまだ小さい家族)
・日常の買い物のしやすさ(スーパーなど)
・大きい病院が近くにあるか
・リフォームが必要かどうか
・人数分の部屋、駐車スペースが確保できるか
・なんで家を売るんですか?
特に感じたことは雪と耐震性でした。
雪については、屋根の雪下ろしもそうですが前面道路の除雪状況や、駐車場前の雪をどうやって除雪するのかを皆さん考えていました。上越市内の住宅地や市街地で除雪のいい場所(自分たちが楽をできる場所)は考えてもあまり思い浮かびませんが、やはり一番気になるようです。前面道路が狭い昔の造成地などでは除雪しても割るだけ。割った雪は道の両側に押しやられます。家の前に置かれた雪を通勤前に除雪しなければなりません。これが大変なのです。消雪パイプが埋設してある場所は除雪した雪を道路に残しておけない狭い地域で、屋根の雪下ろしにも困る場所が多くあります。除雪のことだけを考えるなら、ちょっと田舎で道路除雪の行き届いた場所のほうが楽なんです。例えば私の会社のある浦川原は、道路わきに寄せた雪を後から来たピーターで飛ばしてくれます。あとは敷地内を家庭用のピーターで除雪。雪のことだけを考えればの話ですが。
耐震性については皆さん口をそろえて「耐震はどうですか」と聞いてきます。たぶん皆さん名前を知らなくても「昭和56年建築基準法改正」のことを気にしているのではないでしょうか。新築が56年の前か後かで耐震基準が異なるからです。また築40年以上の建物に現在の新築住宅同等の耐震性を期待している方もおられました。
中古住宅の購入にあたり気になるところ考えているところは、大きく分けると「耐震」と「敷地環境」のように感じました。
売却にあたり不動産情報に自宅を掲載していたんですが、せっかくなんで他に売りに出ている住宅も見ておりました。
現在不動産情報に掲載されている中古住宅は、上越妙高合わせて約139件。物件の中には数年掲載されているものがあります。現在、不動産売買が活況であるか正確なところはわかりませんが、長らく同じ物件が掲載されているところを見ると「敷地条件」「建物状況」「価格」などどれか一つでも気を引くものがなければ売れない印象です。
なぜこんなことを書くかというと、うちのお客様の中にもあと数年したら家を売って子供のところに行くか、施設に行くかと考えている方がいるからです。その参考になればと。
〇感想
古い家はなかなか売れません。(みんなより新しい家を好むから)
古い家は安くしないと売れません。(高い金額を出すくらいなら、小さくても新築を選びます)
古い家の割安感は、建物評価は¥0、土地の価格は固定資産評価額より低い金額を提示することです。
時期を逃しては売れません。(細かい損得を気にせず、売ると決めたら短期で売る)
仲介業者でも戸建ての販売に強い会社とそうでない会社、売れる時期が業者によって異なるようです。業者選びも重要な要素。専任媒介契約をダラダラと続けないことです。
住みながら売ったほうがいい。(古い建物の空き家は、それだけで廃屋感が出てしまいます)
売却先が業者であれば、あそこがダメここがダメと減額要求をしてきます。状況にもよりますが、相手に負けない気持ちで交渉に臨みましょう。
その2「上越市の世帯数、高齢者世帯、空き家」はまた後日
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